令和3年1月24日に考えたこと

顔は上手く描けていないことに気付きやすい

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日も絵画教室に行ったのですが、今日は新たに描ことはせず、昨日描いたデッサンをずっと眺めていました。
描いているときは夢中で気付かなかったことも、時間をあけると見えるものです。

これまで石膏像を描いていて感じていたのは、特に顔が難しいということ。身体はそこそこ描けても、顔がどうしても上手く描けない。
ただ今日じっくりと眺めていて気付いたのですが、残念ながら顔以外の部分も結構形が違っていたのでした。それなりに描けてたつもりだったのに。

もしかすると顔が特別難しいということではなく、どの部分も同じように難しくて、けれど、顔は上手く描けていないことに気付きやすいだけなのかもしれません。

例えば、その人が誰であるかを判別するとき、顔を見ればすぐに分かる。一方で、胴体や腕、手足だけを見て誰であるかを判別するのはかなり難しい。
多分、人の認識能力って、顔については他の部分に比べてずば抜けていると思うのです。

だからデッサンをしていても、顔が違うとそれを敏感に察して上手く描けていないと分かる。
それに比べて、顔以外の部分はモチーフとの違いに気付けず、「上手く描けた」と甘く評価していたように思うのです。

僕がデッサンを習っている理由は、物の観察力を身に付けるため。
もしかすると、顔以外の部分も上手く描けないと思ったときこそ、実は上達しているということなのかもしれません。

ウチヤマ ケンイチ