令和3年1月26日に考えたこと

バランスを取りながら完成度を上げていくプロセス

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

また今日も将棋の話なのですが、知れば知るほどに、よくこれだけ完成されたゲームを作ることができたなと驚くのです。
人が作ったモノとは到底思えない。

数十センチ四方の盤面に、限られた数の駒しかないのにも関わらず、多くの人たちが長い歴史の中で真剣に研究し続けているのに必勝法が見つからないこと。
先手と後手という順に指すルールにも関わらず、どちらも等しく勝つチャンスがあるのも凄いし、ちょっと攻めてみようとしたものなら守りが甘くなり、守ってばかりいたら今度は勝てないという、このバランスも凄い。

棋士の凄さにはもちろん驚かされるのですが、そもそもの、将棋というゲームが誕生したプロセスはどんなものだったんだろう。

ちなみに簡単に調べたところ、元々はインドのチャトランガというゲームが起源になっている説が有力なんだとか。
その後、日本で独自の進化を遂げたようで、誰か一人が作ったというわけではなく、長い歴史の中でバランスのとれた隙の無いゲームになっていったみたいです。

そういえば昔からあるスポーツにしても、あと法律や社会のルールなんかにしても、実は細かなルールって少しずつ変わっているんですよね。
長い時間をかけてバランスを取りながら完成度を上げていくプロセスは、なんだか僕が普段仕事でやっているアプリやウェブサービスのデザインプロセスにも通じるところがある。
おもしろいな。

ウチヤマ ケンイチ