令和3年3月1日に考えたこと

本当は美術部に入りたかったんですよね

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋の対局を終えると、勝ち負けに関係なくしばらく上を向いてぼうっとしてしまいます。
手や身体はわずかに震えているし、普段あまり経験しないような状態になるのです。

ぼうっとするとか、震えるとか、文字にするとなんとも怖いですが、その感じは悪いものではないのです。むしろ運動をした後に似た爽快さもある。
たぶん集中と緊張からきてるんでしょう。仕事でも集中することはあるわけですが、将棋の集中というのはまたちょっと違うんだと思います。

海外ではボードゲームはスポーツに分類されるそう。自分でやってみるとそれがよく分かる。
持ち時間10分の対局でこれだけ疲れるわけですから、何時間にも及ぶ対局をした後にプロ棋士の方たちクタクタになっているのも納得です。

そういえばデザインにしても、絵を描くことにしても、どちらもインドアではありますが、かなりの気力と体力を使います。
それは運動をするときの体力とはまたちょっと違うわけですが、どのみちタフでないとやっていけないわけです。

学生時代に部活をやってた頃は、運動部で元気で活発で、文化系は静かで内向的というイメージが僕の中にありました。固定観念です。
けれど大人になるにつれ、一概にそうとも言えないことに気づいたのでした。

本当は美術部に入りたかったんですよね。けれど、そんなイメージが邪魔をしてしまい、結局バスケ部に入ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ