令和3年3月3日に考えたこと

まっとうな意見であればあるほど、たちが悪い

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

オリンピックですが、外国人の観客は受け入れない方向で調整しているというニュースを見ました。
延期や中止は仕方ないと思っていましたが、観客が日本人だけの大会になればなんともおかしな大会となりそう。とても残念です。

一方で、日々開催について考えている関係者の方たちがそういう結論を出したのであれば、それが最善策なんだろうとも思うのです。
中止にするべきだとか、延期して万全の状態で開催しろとか、様々な意見があると思いますが、そうはできなかった様々な事情があっての結論なんでしょう。

よく現場のことを理解せずに、正論や思いつきでアイデア言ってくる上司やお客さんを揶揄するような話を耳にしますが、ネット上の批判的な意見というのはそれと似ているように思うのです。
外からは見えない事情、分からないことがたくさんあるはずなのに、それを知らない人たちが常識の範囲でまっとうな意見を言う。
一見するとまっとうな意見であればあるほど、たちが悪いというか、攻撃性が増すと思うんですよね。

僕はSNSやニュースサイトのコメントがとても苦手で、できるだけ見ないようにしています。
赤の他人が大した情報もないままに、ネットという公の場で発言することの無責任さ。
たとえ犯罪とか、不倫とか、そういう社会的なモラルに反する行為であったとしても、それを批判するには確かな情報と覚悟が必要だと思うのです。

ウチヤマ ケンイチ