令和3年3月7日に考えたこと

物との付き合い方、考えないとな

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日フリマアプリで将棋盤を買ったのですが、驚くほど安かったんです。
送料を考えるとたぶん出品者は赤字。なぜそんな値段で出品してるんだろうと、不思議に思いました。

たしかに商品の状態は良くはなく、高い値を付けるのは難しそう。でも初心者が使う分には十分過ぎるほどに立派な将棋盤です。
そういえば以前、知人が言っていたことを思い出しました。

「捨てるのはどうしても忍びない物は、赤字で誰かに買ってもらってる」って話。

捨てるに捨てられない。けれど高い値は付きそうにない物。
そういうものを、商品代を得るどころか送料分で赤字を出してまで人に譲る。それはそれで意味のあることなのかもしれません。

そういえば今回買った将棋盤もかなり使い込まれていて、きっと出品者は愛着があったと思うのです。
これは想像ですが、出品者は僕の知人と同じような考えの人で、捨てるに捨てられず誰かに譲ろうと思ったのかなと。

物を売る、物を譲るとなれば、譲る側が金銭的に得をしなくちゃおかしいという固定概念がありました。僕はそう。

でも実際には、いまの世の中は需要に対して共有が飽和状態だったりする。
そして、どんなに出品者がその物に愛着があっとしても、人の手に渡るときにはそれは価格には関係なく、ただただ商品の状態で判断されるわけです。

物との付き合い方、考えないとな。40歳までに身の回りを整理しなくちゃ。

ウチヤマ ケンイチ