説得するより、納得させちゃおう。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日、オンラインショッピングで注文していたシャツとセーターが届きました。
僕はカラダが大きく服のサイズがうまく合わないことがあるので、普段はあまりネットで服を買うことはありません。
なのですが、今回はシャツを3枚、セーター1枚を一気にまとめ買いしました。

買ったのはユニクロの商品。
ちまたでも良く言われていますが、ユニクロと言うブランドは本当にすごいと思います。

ネットで注文したのは今回がはじめてです。
ですが実店舗の至るところにあるので、過去にユニクロで服を買ったことはありました。
ユニクロの服ってなんとなく、それぞれがファッションの「パーツ」という印象を僕は持っています。
だから、きっと商品は違っていてもサイズはある程度規格化されているんじゃないか、って思ったんですね。
調べたわけじゃないのですが、きっと肌着でXLがちょうど良かったんだから、ニットもシャツもXLが合うだろうって。
だから、今回ネットで買うのは始めだったのですが躊躇せずに買えました。

こうやって利用するユーザーが勝手に考えて、勝手に納得し、そして行動できる。
しかも、実際商品が届いてもその期待を裏切らずに、サイズはそれなりに合っちゃう。
この一連の流れって素晴らしいと思うんですよね。
ちなみに今回届いた商品のサイズが合っていたので、さらにまた追加注文をしてしまいました。

僕はYohji Yamamotoようなデザイン性のある服も好きでよく着るんですが、こっちはパーツというよりそれぞれが個性的で完成したものという印象。
シャツで合ったサイズだからといってジャケットやパンツで合うとは限らないんじゃないかって。
だから、なかなかネットで判断して購入するのは躊躇してしまいます。
でも、こっちは実店舗に行ってひとつひとつの商品を吟味しながら買うという体験が楽しいのです。

別にどちらの体験が良いというわけじゃなくて、どちらもユーザーが「納得するまでの体験」をしっかりデザイン出来ているのが素晴らしいと思うんです。
実際のところユニクロのサイズは本当に規格化されているのかわかりません。
しかし、こういったメッセージをブランディングによって、ユーザーにそう思わせる。
そして勝手に納得しちゃって、更に行動しちゃう。これってすごいなぁ。
もちろんユニクロは価格が抑えめなので、もしサイズが合わなくてもリスクが小さいというのは前提です。

結局ユーザーが動くときというのは、「説得」よりも「納得」なんですよね。
僕もウェブサイトを設計するというのは、ユーザーとのコミュニケーションを設計することだと思っています。
こんな具合に不快感も、不安を与えずにユーザー行動や体験をあたりまえのように設計出来るようになりたいなぁ。

ということで、今日も1日ユーザーのことを考えながらウェブサイトを設計していたのでありました。
さて、いつもの中華料理屋さんにばんごはんで食べに行ってきます。また明日。

ウチヤマケンイチ