台本を読むか。どっち向いて話すか。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

明日はHCD-Netフォーラムで大先生方に混じって登壇をさせて頂きます。
さっきまで発表資料の準備をしていてようやく完成しました。

発表内容や 資料のイメージは前から決まっていたのですが、実はついさっきまで迷っていたことがあります。
それは用意した「台本」を読むか、読まないか。

明日の持ち時間は20分ほど。
まぁ僕の記憶力では自分の書いた台本とはいえ暗記するのは無理でしょう。
学生時代は暗記物がとにかく苦手でした。それは今も変わりません。

僕は普段から人前で発表をする機会をぼちぼち頂いているのですが、基本的に僕は台本を読まないようにしています。
台本を読まずに聴講者のみなさんに語りかけるほうが、きちんと伝わっている感じがするからです。

でも今回準備した資料は、初めて人前で発表する内容なので、何かを伝え忘れたり、飛ばしてしまわないか心配なんですよね。
そこで台本を読んじゃえば、という悪魔のささやきが耳元で。

台本を読んじゃえば、抜け漏れはなくなります。安全です。
でも台本を読んでの発表は「コミュニケーション」じゃない気がして、なんとも具合がわるいんですよね。
「読む」ことに集中しているのと「伝える」ことに集中しているのは伝わる度合いがぜんぜん違う。
同じ言葉を発しているのにね。

これはきっとほんのコンマ何秒かの間合いの取り方とか、向いている方向による気の流れであったりとか。
そんな、あるかないのか分からない世界が、コミュニケーションに強く影響している気がします。

メラビアンの法則によれば、人の印象のうち話している内容が影響するのは7%だとか。
まあ、今回のプレゼンテーションは内容を伝えるのが目的で好印象を持たれることが目的ではないですが。
でもそれだけコミュニケーションは言葉以外の話し方や表情のほうが大事ということですね。

ということで、ひとまず台本は読まないことにしました。
さ、準備もできたしとりあえず大好きな担々麺でも食べに行こ。

ウチヤマケンイチ
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