肩書きや枠に縛らなくてもいいじゃん。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日HCD-Netフォーラムという場に登壇させて頂きました。
“HCD”というのは”Human Centered Design”の頭文字をとった言葉。
つまりは「使う人のことを考えてモノやサービスをデザインすること」を意味します。

僕はウェブサイトを題材にお話させて頂きましたが、「使う人のことを考えてデザインする」というのは何もウェブサイトに限った話ではありません。
当日、会場で聴講されている方々や他に登壇された先生方の中には、家電などの工業デザイン関連の方もたくさんいらっしゃいました。
千葉大学や京都工芸繊維大学のご出身の方も多くどちらの大学にも工業デザインが学べる学科あります。

僕は建築学科出身です。
もちろん建築は好きなのですが、高校の頃なりたかったのは工業デザイナーでした。

実は僕も千葉大学も京都工芸繊維大学の工業デザイン科も受験したんです。
なのですがどうにもこうにも頭が足らず、どちらの大学も不合格。
千葉大にいたっては3回も落ちたのでした。

高校生の時の話。
放課後、教室に残って知人と話をしていると誰だったか先生が来て「知人に椅子のデザインをやってる人がいる」という話を聞かせてくれました。
たしかそれがきっかけで、椅子のデザインや香水のボトルのあこがれて将来は工業デザイナーになりたいと思い始めた記憶があります。
ちなみにその時一緒に話をしていた友人は、いま立派なお医者さんになりました

そんなこんなで、工業デザインに憧れがありつつも建築学科に進学しました。
ただ結局、大学院では”Charles&Ray Eames”というデザイナーを題材に、家具や建築そして映像などの研究していました。
そして大学院を終了後に、結局今はウェブサイトのデザインを生業にしています。

なんか、やりたいことをやっているうちにまわりまわって戻ってきたみたいです。
どこにいてもやりたいことはやれるし、やったほうがいいみたいです。

肩書きや枠で自分の守備範囲を決めちゃったら、たしかに窮屈で退屈だものね。

ウチヤマケンイチ
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