分かり合う。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

常識は時代によって変わっていくもの。

常識ってあたかも絶対的で、永久にそのまま変わらないものだと錯覚しちゃう。
でも実際は時代によって変わっていくし、同じ時代でも人によって違っていたりする。
自分の常識は、あくまで自分の常識。

今日8月15日は終戦の日。戦争が終わってから68年。
終戦直後に僕の父さんと母さんが生まれ、ばあちゃんは今の僕と同じくらいの年齢。
もちろん僕はまだ生まれてなかったけれど、なんだかそこまで遠い昔の話ではないように思えるのです。

ひさしぶりに戦争を題材にした漫画”はだしのゲン“を読みました。
うちの小学校の図書館には全巻置かれていて、図書館にある数少ない漫画と言うこともあって当時何度も読み返した記憶があります。
現代の僕らでは理解できないようなたくさんの事が、当時の日本であたり前のように起こってました。

当時の考えを支持するつもりはありません。でも当時の人たちを簡単に非難することもできない。
それは、当時には当時の常識があったから。きっと当時の人たちも必死だったし、みな良心に従ってた。
たった数十年で皆が信じていたことがこれだけ変わってしまう。
あたりまえだけど、絶対なんてないんだね。

僕は物事を決めつけたり、一方的から判断してしまうことがあって。
でも常識なんて実は勝手に自分が決めたもので、そのことを考えるとすごく怖くなる。

世代によって、人によって、分かり合えないことがあって、僕らは悲観することがあります。
だけれど、そんな別々の常識に生きている人たちが今日もなんとか共存してる。それがうれしい。
違う常識で生きている人たちが少しずつずれて層のよう重なって世界を構成しているのに。
なのにぶつかっても、互いに影響し合って、少しずつ分かり合ってちゃんと共存してる。人ってすごいなぁ。

現代の常識だって、僕の中の正義だって、もしかしたら変わってしまうのかもしれない。
何を信じて良いかわからないけれど、でもやっぱり、みんなが幸せでありますように。

ウチヤマケンイチ
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