意味がないこと。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

箱入りのアイスクリームを買ったら一緒にドライアイスが入ってました。
ドライアイスといえば水の中に入れて白いモクモクを出す遊び。

懐かしくなって、水を入れたボウルの中に入れたら一気に懐かしの白いモクモクが。
モクモクは重たいみたいで、ボウルの外に溢れたあと床を這うように流れて周りには白いじゅうたんができました。
息を吹きかけるときれいにモクモクは一気に吹き飛ぶ。
黙々とは対象的にやけに透明な水の中でドライアイスはぶくぶくと音をたてていました。

ほんとは姪っ子のリリィに見せるためにやったんですが、気付いたら僕のほうが惹きこまれてしまいました。
別に意味なんてないんだけど、ただただ、ぶくぶく、モクモクしてるのを眺めてるのが楽しい。

今日、箱に入ってた自分が小学校の時に描いた漫画やら学級新聞やらを整理してました。
意味なんてない、説明もつかない意味不明の作品が沢山でてきた。

のびのびと、たのしそうに、描かれた作品。
ルールなんてなくて、ほんとうに自由で、楽しみながら描いていたのが伝わってくる。

最近、僕がつくっているものはみんな説明できるものばかり。
ルールもしっかりしていて、意味もちゃっとなる。
もちろんそれが大事だからそうしているんだけど、なにか足りない気がしました。
自分がいちばん面白がってつくってたものとはなにか違う。

ここのバランスはむずかしい。
でもただ自分がおもしろいということだけを理由に何かをつくることを、もっとやったほうがいいかもな。

説明がつくもの、意味があるものが、良いデザインだとはかぎらない。

ウチヤマケンイチ
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