安定状態を崩してみる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

いろんな形をしているおもちゃ。
ロボットやら、人形やら、けん玉やら、ミニカーやら。
そんなおもちゃをおもちゃ箱に無造作に入れてみる。

最初はいろんな形のものが危ういバランスで重なっているから、すこし箱を揺らすだけでガチャガチャと動く。
でもしばらく揺らしていると、いずれ隙間はなくなって最後は絶妙なバランスでピタッとはまる。
一度安定するとあれほど不安定だったのに案外ピッタリとハマってしまって、箱から出さないともう動かないくらいになる。

メトロノームの共振
はじめそれぞれ別々のペースで揺れていたのに、互いに作用しあっていずれ同じ揺れ方に変わる。
そして一度同じペースで揺れだすと、外から力を加えない限りずっと同じペースで揺れ続ける。

どちらも最初はバラバラだったものが、しばらくして安定期に入ったわけだ。

これに似たようなことが、打ち合わせや会議でも起こる。
同じメンバーや同じやり方で議論や検討を進めていると、しばらくすると毎回同じような流れに入ってしまう。
一生懸命に頭を使ってはいるんだけれど、いつも同じような意見しかでなかったり同じ人が同じようなことを言っていたり。

なにも参加者が怠けているんではなくて、これはおもちゃ箱やメトロノームのように”安定状態”に入っているんだと思う。

ただ打ち合わせや会議でこのように安定するのは厄介だったりする。
毎回同じことをはなすんだったらやってる意味はなくて、会話の内容は前進しつづけなければならないから。

最近、そんな変化を身を持って経験しました。
ずっと膠着状態だった打ち合わせに、新しい人が参加した途端に流れが大きく変わったんです。

もちろん新しく参加した人が優秀であれば流れの変化は大きい。
でも優秀さとは関係ないところで、新しい人が入るというだけで変化は生まれるもんだと思う。
おもちゃ箱で言えば新しいおもちゃが入れば配置は変わるだろうし、メトロノームで言えば外から力を加えれば周期が変わるのと一緒。

なにかを変えたい時に自分が頑張るのもいいけれど、外からの力に頼るのも結構ありだなと思ったのでした。

そういえば、10月から仕事面でちょっと環境が変わったんです。
きっとこれから生活にも変化が出てくるんだろうな。

どんな毎日が待ってるか楽しみです。

ウチヤマケンイチ
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