他人に言えるか。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日の夜。横須賀線の電車の中のボックス席でのこと。
向かいのおじさんがチューハイを倒してしまい、僕の革靴が濡れてしまうというアクシデントがおきました。

窓際に置かれてたチューハイの缶は、こぼす前からなんだか危なかった。
でもまだこぼしてもいないのに、知らないその人にぼくは「どけてください」とは言えなかったのです。
相手は酔っ払っていたし、下手にそんなこと言って怒らせてしまうのもこわい。

結局こぼれしまって濡れた靴を見ながら、やっぱり先に言えばよかったのかなと。
相手も申し訳なさそうにしてました。

そういえば、ニュースでも同じようなことを聞いたことがあります。
今にも犯罪を犯しそうな危なげな人がいても、実際に事を起こすまでは警察は何もできないというやつ。
僕は革靴が濡れたくらいだからまだいいのですが、これが重大な犯罪だったら大変です。

ではどうすればよかったのでしょう。
何かを事前に抑止するには、ルールを厳しくしなければなりません。

昨日だって「窓際に缶を置くことを禁ずる」とか、もっと厳しく「電車内での飲食禁止」とか。
もっともっと厳しくするなら「車内への飲料の持ち込み禁止」ってこともできる。
そうすればたしかに起こらなかったかもしれません。

でも自分が当事者でなければ、そんな厳しすぎるルールに不満を持つこともあります。
いろんなルールってできたのには理由があるし、何かを抑止してくれてるんですよね。

ちなみに、昨日はそのおじさんにそもそも近づかないという方法もありました。
でもそれってそのおじさんを見た目だけで敬遠してること。
それもなんだか嫌だなぁ。

今回のやつ、どうすれば良かったんですかね。
こぼしそうなことに気付いた僕が、そのおじさんに気兼ねなく「どけてください」と言える。
そしたら、おじさんも嫌な顔せずそれをどけてくれる。
そうだったらすてきですけど、理想論ですね。
僕が逆に注意される側だったら、嫌な顔しちゃうだろうな。

他人に何かを言ったり言われることが不安だというご時世が、ほんとの問題なのかもしれませんねぇ。
むずかしや、むずかしや。

さて、今日はこれから普段同じビルの中で働いてる人と飲みに行きます。
まだ面識の無い人なのですが、その方がブログを通じて僕に連絡をくださったのです。

なんとお互いの自宅が数十歩で行けるくらいのご近所さん。すごい出会いですね。
それでは行ってきまーす。みなさんも素敵な夜を。

ウチヤマケンイチ
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