3年たった。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日はクリスマス・イブですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
サンタさんは来そうですか。
それとも自分がサンタになる予定でしょうか。

今年はなんだかいつもよりイブ感が少ないような。
去年はイブが休日だったせいでしょうか。
それとも僕が歳をとったせいでしょうかねぇ。

ちょうど3年前。
僕は3年前のクリスマス・イブの日に、現在の場所にニッカオフィスを構えました。
ニッカオフィスは横浜の昔からある商店街の中にあります。
藤棚地区商店街連合会という5つの商店街が連なる連合商店街の一番端っこ。
西前中央商店会という商店街です。

ここはかつての横浜の中心地でした。
商店街では毎年”へそ祭り”なんていう変わった名前のお祭りがあります。
それも、かつてここが横浜の中心、へそだったからだそうです。

僕は商店街という存在は、いま一度必要になると思うんです。
少し前は商店街のシャッター通り化が問題となり、商店街は衰退の一途をたどっているイメージなのですが。

今はなんでもネットで買える時代。そこで値段だけを比較して、見知らぬ人から、商品だけを買う。
それってすごく合理的なんですが、”商品そのものを手に入れる”以外の大切な部分が削ぎ落とされている気がするのです。
それに比べて商店街は真逆の存在です。地元の人が集まる、生活の拠点。
なにより、売ってる人の顔が見えて商品そのものを手に入れる以上の価値がある。

年明けには毎年恒例の賀詞交歓会が行われます。
賀詞交歓会というのは業界団体や経済団体が新年に集まって行う挨拶の場のこと。
うちの商店街連合でも、軒を連ねる各店舗の店主たちが毎年集まるのです。
寝具屋さんに、食器屋さんに、らーめん屋さんに、床屋さん。みんな商売の大先輩たちです。
そんな方たちと商店街の未来について語り合います。

僕はその中にいると飛び抜けて若手。
次に若い方ももう50歳ちかく。他の方たちはもっともっと上の大先輩です。
なんとか若手ならではの働きで、力になりたいと思うのです。

そういえばこの賀詞交歓会。
以前は会場も、お料理も、おみやげも、すべてうちの商店街でまかなっていました。
自分の商店街でこうやってすべてのものを揃えることができる。改めて商店街の良さを感じたのです。
ただ、商店街の中の大きな宴会場のあったお店がなくなってしまい、昨年から会場は商店街の外になってしまいました。
やっぱりちょっとずつ元気はなくなっているみたいなのです。

近い将来、きっと商店街はもう一度必要とされる存在になると思ってます。
だけれど1度でも無くなってしまっては、復活は難しいかもしれません。
そうならないように、なんとか盛り上げていきたいです。

とりあえず、僕は商店街に引っ越してきてよかったです。
商店街ライフ、とっても良いもんですよ。
この3年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

あと、メリークリスマス。

ウチヤマケンイチ
---
いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。
ご意見、ご感想をコチラからいただけるとうれしいです。