大きな鞄が好き。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕は鞄というプロダクトが大好きです。大きさはできるだけ大きいほうが良い。
そこに物を詰め込んでどこかに行くことを想像するのが楽しいのです。

鞄はそれ自体が自分の持ち物であると同時に、他の持ち物を入れるためのもの。
なんだかそれというのは自分の家だったり、部屋だったり、そんな存在に近いのかもしれません。

そして鞄はそれ単体では未完成なものです。
そこに何かを入れて、どこかに持って行って、ようやく本来の役目を果たします。
買ってからもずっと新しい楽しみをつくっていける。そんなところも好きな理由なのかもしれません。

なんでも放り込める大きな鞄は、なんだか一緒に楽しい未来も買っているみたい。
未来への期待とか。なりたい自分とか。まだ見ぬ楽しみとか。
ただ物自体を買っているわけじゃなくて、それらを一緒に買っている気がするのです。
だからこそ買ったときが一番じゃなくて、使うほどにどんどん自分に馴染んでくれるほうが良い。
革とかキャンバス地とか。そんなエイジングされてく素材ばかり持っているのも、そんな理由があるからかもしれません。

先日、鎌倉を散歩しているとき。
またしてもそんなわくわくを叶えてくれる鞄を見つけてしまいました。
スイカがふたつほど入りそうな大きなトートバックにショルダーベルトがついてる。
鎌倉帆布巾というところの大きな鞄です。ちなみに「はんぷきん」と読みます。

春になったらこないだの江ノ島みたいな小旅行をたくさんしよう。
この鞄にいろいろ詰め込んで、いろんな場所に行くのです。
いま持っているたくさんの鞄たちを買ったときも、そんな楽しい未来を一緒に買ってたはず。
なのに、実際にはあまり出かけられてないからねぇ。

さて、毎日ここに何か書くようになってから今日で三年目に突入しました。
だからといってなにか新しく始めるでもなく粛々と着実にやってこうと思います。
なんか関東でもちらほらと桜が咲き始めたみたいですね。

よし、山田くん、すぐにゴザとお酒をもってきて。

ウチヤマケンイチ
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