ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、らーめんを食べてた時の話。
隣のおじさんが「かため こいめ」をオーダーしてました。

多分そういう店じゃないのに。

最近は麺のかたさだったり、スープの濃さだったり、そんなふうに味の好みをオーダーできる店がたくさんあります。
昔のらーめん屋はそんなこと言える店なんてなかったのになぁ。

一部のらーめん屋さんがそんなふうに好みを聞くことを始めた。
すると、こなれた客はどの店に行っても同じように言い出す。
「かため こいめで」って。

そのときは店側も、もう言われ慣れてるのかそのまま応じてました。
そういうのってもうおまじないのようになっていて、反射的に言ってるんだろうなぁ。
さっきのおじさんはきっとノーマルの味は知らないと思うんですよ。
でも「かため こいめ」を頼む。

そういえば、最近は牛丼食べてて「つゆだく」を頼んでる人は見かけなくなりました。
最近はお蕎麦屋さんで「ネギ多め」をよく聞きます。

でも実際に真実として、そのおじさんはおいしいって感じてると思うんです。
実際の味が「かため こいめ」にしたことでおいしくなったかはわかりません。
でも実際の味もさることながら、そんなふうに”こだわってる”ということが満足度を高めている気がするんです。

満足度やおいしさって、数値ではきっと測れないんだろうな。
人なんてものは実に曖昧な生き物であーる。

ウチヤマケンイチ
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