言うことを聞かない道具、プリンター。
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
昨日、オフィスで決算周りの準備をしてました。
現在の日本の法律では、領収書は「紙」で控えておくのが基本のルール。
でもネット購入の場合はデジタルの領収書が多いから、それらは自分で印刷しなければならないんです。
この印刷が、すごくやっかい。
プライベートでも仕事でもいろんな電化製品を使ってるけれど、プリンターって特に「言うことを聞かない道具」だなと。
学生の頃の話。
建築学科の学生だった僕は、よくプレゼンテーション用に大きなパネルを印刷してました。
課題提出は時間との戦い。
みんな提出時刻ぎりぎりまでパソコンで原画をデザインして、最後に一気に印刷するんです。
で、そんな急いでる状況なのに、たいていプリンターが言うことを聞かないんですよ。
データがうまく転送されなかったり。遅かったり。
印刷が始まったと思えばインクが切れたとか、詰まったとか、止まったりとか。
しまいには、なぜか指定したのとは違うレイアウトで印刷されてしまったり。
ほんとトラップだらけ。
印刷がうまくいかなくて提出に間に合わなかった学生、たくさんいたなぁ。
そして15年経った今も、プリンターの言うことを聞かなさは健在です。
昨日もインクカートリッジが認識できないとか、インクが足りてないと警告が出る。
15年前にはなかった両面印刷機能だって、やれば設定がうまくいかず何枚も紙を無駄にしたり。
物理的な機械でもあるプリンターは、そもそも複雑な製品ではあると思うんです。
けど、満足に印刷できることのほうが少ないって、もはやバグだなと。
他にもテレビやカメラの操作パネルなんかも、使いにくいものが多い。
そういうデザインはウェブやアプリなんかに比べると、きっと仕組みとしてデザインが磨かれづらいんだろうなって。
そういうデザインを良くするしくみを考える。
むつかしいと思うけれど、取り組みたいテーマのひとつなのでした。
ウチヤマ ケンイチ