令和2年10月12日に考えたこと

良識は自分らの中から生まれた絶対的なものか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

宅建試験には権利関係という出題範囲があり、法律関係の問題も出されます。
ということで、日頃馴染みのない法律の勉強をしているわけですがかなり苦戦。

大学で建築学科を出たので、他の出題範囲はなんとなくは馴染みがあるのですけどね。
それを抜きにしても、宅建試験の中でもむつかしい分野と言われてる。あと5日。どこまでいけるかなぁ。


興味深いのは、法律ってみんなに関係のある話なのに、多くの人たちはその知識が大して無いということ。
もちろん物を盗んだらダメとか、暴力はダメとか、そんな当たり前の知識はあるわけですが、それ以外にも沢山のルールの下で暮らしてるのに、それを知らない。
弁護士や裁判官という専門家のおかげで、僕らは日常生活ではシンプルに暮らせているのだと、そんなことに気づくのです。

ちなみに判例なんかを読んでいると、自分の考えとはズレてることもあるんです。
そこでこの法律がおかしいなんて思ってみても、そもそもそれぞれの人の常識がどこまで絶対的かというのも疑わしい。
いやむしろ、法律が世間の常識に影響してる部分ってたくさんあると思うのです。

人を殺しちゃダメ。もしこれが法律で定められていなかったら、世界はどれくらい変わるんだろ。
法律がなければ皆が犯罪者になるとは思いませんが、良識はすべて自分らの中から生まれた絶対的なものかというと、そうでもない気がするのです。


ウチヤマ ケンイチ