令和3年1月4日に考えたこと
非効率的で、無駄が多くて、コストも手間もかかる
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
姪から年賀状が届きました。かわいいメッセージと牛の絵付きです。
よく見ると年賀状には消しゴムで消した跡があって、より良くしようと描き直してくれたみたい。
スマホでは伝わらないこういう手触り感のあるメッセージ、最近は減ってきたこともあってとても嬉しかったのでした。
もう届く年賀状も片手で数えられるほどになりました。僕自身も、最後に出したのはいつか分からないほどです。
でもさっき書いた通り年賀状ってやっぱり悪くない。きっと世の中が変わりながらも、どこかで見直されることがあると思うのです。
それは、本当に良かった部分が正しく見直されるということもあるだろうし、ただのあまのじゃくな部分もあるかもしれない。
どちらにせよどこかで反発があると思うのです。
僕自身、仕事のほとんどが世の中の仕組みをデジタル化して、効率的にすることです。その反動でアナログを求めている部分はあると思います。
アナログなやりとりは非効率的で、無駄が多くて、コストも手間もかかる。それは事実だと思うのですが、その非効率な事自体はそのまま豊かさであると思うのです。
僕は数年前から、万年筆で毎日ひとこと手書きするようにしています。この手で書くという行為、それ自体が愛おしいのです。
世の中全体が便利になれば、多少無駄なことをしてもまだまだ効率的。
便利な時代だからこそ、愛すべき無駄をあえて作りにいきたい。
ウチヤマ ケンイチ