令和3年2月11日に考えたこと

これがあと一手で勝ちになるの?

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋をしていると、せっかく攻め込んでいるにも関わらずなかなか王様を倒せないことが多いんです。
このままじゃいくら実践をしても進歩は無さそうだと思い、最近は詰将棋を解いてます。

前までは終盤の詰めを考えるのは面倒だったのですが、いざ問題を解いてみるとこれが面白い。敵を仕留める感じが、なんとも気持ちいいのです。

始めたばかりなので、まずは一手詰めの問題から解いています。一手詰めというのは次に一回駒を動かせば、もうそれで勝てるという問題です。
こうして言葉にすると簡単そうなのですが、いざ問題を見ると「これがあと一手で勝ちになるの?」と疑ってしまうほどに答えがさっぱり分からない。

じっくり考えた後に指してみると、王様はするりと逃げる。きっと対局中にもこんな詰みのチャンスは実はあって、でもそれを見逃しているのかもしれません。

仕事でのどんなに難しそうなプロジェクトだって、しっかりと考えれば多くの場合で突破口は見つかるものです。
ただ僕が詰め将棋で詰め筋がまったく見えていないのと同じように、それが見えるか見えないかは経験や立場によって変わる。

他のメンバーが思うように動いてくれないとき、それはやる気が無いわけではなくて、ただそんな突破口が見えていないだけかもしれない。
将棋と違って仕事は常に相談できるんだから、突破口が見えている人が周りを引っ張られると良いね。

ウチヤマ ケンイチ