令和3年5月17日に考えたこと

この歳になるとやってきたことが繋がり始める

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋を始めて半年ほど。腕前はさほど上がっていませんが、駒のコレクションは随分と増えました。

中には高価な駒もありますが、ほとんどは普及品の中古。
それでも丁寧に磨けば再び輝いてくれるし、それぞれに書体や質感も違っているから、毎日違う駒を使って詰将棋を指すのが楽しいんです。

最近ふと思ったんです。駒を買い集めるのも良いけれど、自分自身で駒のデザインをするのはもっと楽しいんじゃないかって。
いろんな駒を見ているうちに、だんだん自分の好みが分かってきたんですよね。であれば自分で理想の駒を作ることもできると思ったんです。うまく作れるかは別の話ですが。

もしオリジナルの駒を作るとなれば、まず文字をデザインして、そのあと無地の駒にその文字を彫ることになります。
デザインにしても、彫りにしても、そう簡単にはいかないでしょうが、ひとまずは文字のデザインだけは始めてみようと思うのです。ということで、さっそく今日から方眼紙に骨格を書き始めました。

自分で駒のデザインをしてみようという発想になったのは、以前にニッカ明朝というオリジナルの書体を作ったことがあったからだと思うんです。
1年間習っただけの初心者ですが、少なくとも文字を作る手順を経験していたことは大きい。

書体を作って、将棋を始めて、今度は駒のデザインをする。この歳になるとやってきたことが、だんだんと繋がり始めます。

ウチヤマケンイチ