令和3年7月5日に考えたこと

「良いとりあえず」と「悪いとりあえず」

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ウェブやアプリのサービスを企画していると、「とりあえず作ってみて検証しましょう」というのはよくある話なんです。

サービスというのはユーザーあってのもの。企画者が机上で考えても分からないことは多く、であれば作り込んでしまう前にひとまず世に出して、実際のユーザーの反応を元に作り込もうという話です。
近年はそのような進め方が主流になりました。

ただ前提として、分からない中でもまずは考えて仮説を用意したり、想像の及ぶ範囲では最善を尽くした上でとりあえず作るということだと思うのです。
なにも考えずに適当に作って反応を見るのは、その後の動きや理解の度合いがぜんぜん違うんですよね。

さまざまなプロジェクトに参加していると、「良いとりあえず」と「悪いとりあえず」の両方を見ることになります。
それらの手法はアジャイル開発やスクラム開発と呼ばれたり、海外のフレームワークを用いられたりするのですが、時にそんなかっこよさを免罪符にして今考えることをサボってしまう。
僕はどちらかというと昔ながらの進め方を好む傾向があるので、僕の意見が正しいかというとそれも違うと思うのですが、かと言って最新手法というだけで正義とはならないと思うのです。

手法が新しくても古くても、結局は自分の頭で考え抜くのが大切じゃないかな。
というかそっちの方がやっていて楽しいし、やりがいもあると思うのです。

ウチヤマケンイチ