令和3年10月13日に考えたこと

気にかけてもらったことがやる気に繋がった

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

大学受験の時、僕は第1志望に受からず、進学したのはたしか第3志望くらいのところでした。
けれどその大学には著名な建築家でもある人が助教授として在籍していて、その影響なのか意匠系、つまりはデザイン系の建築学科として知られていたのでした。

第1志望では無かったのですが、そう呼ばれていることがモチベーションにもなり、なんだかんだ喜んで入学したのです。

たぶんまだ1年生の入学してさほど時間も経っていないとき。とある授業中に友だちと数人であいてる教室でサボっていたんです。
すると、通りかかったそのカリスマ助教授がふらりと入ってきて、僕らに話しかけてくれたのです。

建築を学び始めたばかり、しかもサボっているような学生からすると、その人は雲の上の存在。
サボりがばれてしまったバツの悪さと、そして入学したばかりのイチ学生にわざわざ話しかけてくれたことが嬉しかったのを覚えています。

気にかけてくれたのは優しさなのか、それとも学生のやる気を出させようという作戦なのか、それは分かりませんが、そうやって気にかけてもらったことがやる気に繋がったことは間違いがなくて、ほんの数分の出来事でしたが20年が経った今でもはっきりと覚えてます。

ちょうど今、僕はその時のその助教授くらいの歳になりました。
僕はカリスマでも著名でもないですが、若手を気にかけるところは真似したいと思ってます。

ウチヤマケンイチ