令和3年11月15日に考えたこと

長い目で見たときには結局それでよかったということ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋の藤井聡太さんが、竜王のタイトルを獲って十代で四冠になったと話題になってました。そして同時に話題になっていたのが、対戦相手の豊島竜王が今回の敗戦で無冠になったということ。
ちょっと前までは三冠だったのにそこからの無冠ということで、将棋界隈はかなりざわついてました。

そんな中、印象的なコメントをみかけました。
それは「藤井四冠の出現で豊島竜王はタイトルを失冠したけれど、藤井四冠がいない世界での三冠より今の方が圧倒的に強いはず」というもの。

これを見てその通りだなと思いました。そして同時になんとも言えない気持ちになったのです。
おそらく本当に一流の人になると、タイトルはもちろん大事ですが、それ以上に純粋に自分が強くなるということを求めていると思うのです。

だから強いライバルのおかげで強くなって、それ自体は喜ばしいはずなのに、でも同時にライバルの強さの前でタイトルを失うという。

思ったのは短期で見たら報われていない状況でも、長い目で見たときには結局それでよかったということはあるはずだということ。
たとえば、転職なんてしなきゃよかったとか、他の道を選べばよかったとか、そういうことってあると思うんです。
でもチャレンジしたことに変わりはなく、それは自分を成長させていると思うんですよね。

物事をどの時間軸で見るかで、見える景色も意味合いもガラリと変わると思うのです。

ウチヤマケンイチ