令和3年12月29日に考えたこと

ネットを見れば既にすごい人がたくさん見つかる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

何かをやろうと思っても、最近はネットを見れば既にすごい人がたくさん見つかるし、新しいアイデアなんかも大抵は先に誰かが考えてる。これは結構、人の行動に影響してると思うんですよね。

ネットが登場する前、例えば僕がまだ学生だった頃なんかはそもそものコミュニティの範囲も活動範囲も狭く、そのうえ情報も今ほど多くなかったから、何かを始めるにしてもなんとなく人との違いは出せたわけです。

とはいえ、それはいわゆる井の中の蛙だったわけで、実際のところは自分が優れていたということではないわけですが、それでも比較対象が限られていたことはある意味幸せなことで、そのコミュニティの中で自分の立ち位置を見つければ良かったんですよね。

いま僕が仕事にしているデザインなんかも、ネットを見れば作品が溢れかえってる。それらと比べながら仕事をしだすと、途端に色々なことが大変だったりします。
これだけの物量の中で個性を出すことや新しい発見をするのは容易ではなく、特に良いとされるデザインが集合知で分かってくると、どうしても目指すべきデザインは似てきてしまう。

僕はUXデザイナーなので、どちらかといえば奇抜さや個性で勝負をするわけではなくまだマシなのですが、これだけ情報がオープンな世の中だと、デザイナーに求められる価値もデザイナー自身のモチベーションも変わってきているなと思うのでした。

ウチヤマケンイチ