令和4年2月7日に考えたこと
型を持っているか、毎回イチから考えるか
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
このあいだ将棋の定跡を覚えるのは強くなったと言えるのかと書きました。結論、そういうのも含めて強くなるということだと思うのですが、定跡を覚えることは好手が指せるようになるという直接的な利点の他に、序盤に時間を使わずに指すことができるというのもあってそれも大きい。
それも「強くなる」の一部だと思うのです。
将棋のような持ち時間のある勝負では自分の時間を使わずに指せるというのはかなりのメリットです。
序盤に時間を使わなければ、後々自分の頭で考えなければならない局面になったときにしっかり考えることができるし、相手の時間が足りなければミスもありえる。これもすごく大きい。
仕事においては、良いやり方を型化するというのが定跡に当たると思います。これは個人でもできるし組織で共有することもできる。
そして、ビジネスというのも明確な持ち時間こそ見えづらいながら、将棋と同じように時間との勝負だったりする。そこで使える型を持っているか、それとも毎回イチから考える必要があるのかではそのスピードはかなり変わってくるわけです。
仕事と将棋のどちらにおいても、ずっと変わらない原理原則とも呼べるような定跡もあれば、テクノロジーや流行の変化で変わる部分もあると思うのです。だから自分なりの型を持っていたとしても、定期的に見直さなければならない。
そろそろ僕も型を磨き直さないとだな。
ウチヤマケンイチ