令和4年2月28日に考えたこと

自分の土台と軸も再点検しなくちゃ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

粘土で石膏像の形をつくっていると分かるのですが、人間の首というのはとても細い。
身体に比べて細いというのもあるし、上に頭という重たいものが乗っかっている割には細いというのもある。
とにかく粘土で人の形をつくっていると、首から上が徐々に曲がってきてしまうんです。

ということで、今日は粘土の中に割り箸を通してみました。
人体にも背骨と頚椎があるように、頭という重たいものが1番上にあるという人間の形を支えるためにはどうも軸が必要になるようです。
いざ割り箸を粘土の中に入れると途端に全体が安定して、今日は細かな首や頭部の傾き具合まで石膏像と同じになるように微調整できました。

土台が大事とか、自分の中の軸をブラさないようにするとか、そういう比喩はよく聞きます。
それを粘土細工を通じて手先から感じ取れるのが実に面白いのです。

そういえばゴルフを習っていても、土台となる重心の話や回転する際の軸の話はよく登場します。
学生の頃に建築を学んでいたときも、土台とか構造となる軸については基本的なものとして最初に教えてもらいました。

土台、軸と言葉は同じであっても、もちろん比喩なので建物の軸と人体の軸と精神的な軸は別物なわけですが、ただその概念みたいなものは共通してると思うのです。
見えないところや足元にこそ、本質的な強さっていうのがあるんだな。自分の土台と軸も再点検しなくちゃ。

ウチヤマケンイチ