令和4年3月29日に考えたこと

描くことは一切せずひたすら粘土で形を理解する

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

なかなかうまく描けず途中でやめていたヘルメスの石膏像のデッサンを再開しました。
2ヶ月ほど粘土で石膏像の形を真似しながら把握して、再チャレンジです

いざデッサンを再開してみて分かったのですが、明らかに2ヶ月前よりも像の形が分かる。描きかけだったデッサンもどこの形がおかしいのか自然と目に付くようになって、描き直しもスムーズに進んでます。

デッサンはモチーフの形を理解する行程とそれを紙に描く行程がありますが、夢中でデッサンしていると自分が今そのどちらをやっていて、どちらの理解が足りていないのかがよく分からなくなるんですよね。
そこで行程を切り分けて、描くことは一切せずにひたすら粘土を使って形の理解をしたのは良いやり方だったかなと思ってます。

ちなみに粘土で形を真似るという目的があったので観察がしやすかったわけですが、別に同じことを粘土は使わずにデッサンをしながらできる人もいるわけです。
僕の場合は立体を平面に置き換えながら理解するのが難しく、粘土で指先の感触をもとに把握する方が向いていたみたい。
どちらのやり方が良いとかはたぶん無くて、これは人によると思うのです。

ちなみに形を理解したといっても、それを言葉にするのは難しい。
では何をもって理解したのかといえば、像を見なくても頭の中に像の形を思い浮かべられるかでどうかで今は判断しています。まだまだだな。

ウチヤマケンイチ