令和4年4月2日に考えたこと

25年もの間、うちの実家で飼われていた亀

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕がたしか中学2年生のとき、学校帰りにいつもの通学路を歩いていると突然、道沿いの擁壁の上から大きな亀が転がり落ちてきました。
普通の住宅街なので野生の亀がいるような場所はなく、きっとどこかの家庭で飼われていた亀が逃げてしまったのでしょう。

いま思えばそのときに近隣の家に飼い主を探しに行くべきだったのかもしれませんが、僕は浦島太郎の気分でその亀を拾い、そして自宅に連れて帰ることにしたのでした。

うちに来た日の光景は不思議と覚えていて、ひとまずありあわせの発泡スチロールかなにかのケースに入れたんです。そうしたら蓋を押し上げてすぐに出てきてしまう。なるほど、こうやって逃げ出してきたんだろうなと思ったものでした。

それから25年もの間、その亀はうちの実家で飼われていたんです。中学2年生だった僕はもう40歳です。
それが先日、ついに死んでしまいました。拾った時点でもう大きな亀だったので30年くらいは生きたのかもしれません。であればきっと天寿は全うできたんじゃないかと思います。

空いてしまった飼育ケースを今日は綺麗にしてきました。せっかくなので次はそこでカブトムシかヤモリでも飼おうかと思ってます。

ちなみに25年間ずっと亀の世話をし続けたのは全部うちの母親です。というか、そのうち20年近く僕は実家にすら居なかったし。
最初に拾っただけの僕は竜宮城には行けないな。

ウチヤマケンイチ