令和4年4月9日に考えたこと

食文化なんて後天的なものさ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、実家の食卓にイナゴの佃煮が並んでいてギョッとしました。
聞けば普段から食べてる訳ではなく、いつも行ってる市場に売っていたから買ってみたとのこと。

僕は飼う分には虫は苦手ではないのですが、突然食卓に並んでいてさすがに動揺してしまいました。
とはいえ、昔は普通に食べられていたわけだし、最近は逆に昆虫食がブームになってるらしいし。ということで、とりあえず頂くことにしたのでした。でもどうしても、しかめ面。

海外の人から見れば、生卵や刺身を食べることはびっくりするらしいし、タコなんかは調理法によらずそもそも食べない国も多いんですよね。
食文化なんて後天的なもので、イナゴを食べることに抵抗があるのも慣れの話というか、別に合理的な理由のない偏見だと思うのです。

実際いざ食べてしまうとエビみたいなもの。僕は他の昆虫食にはチャレンジしたことがないですが、意外にも美味しい昆虫って多いそうですし。セミの幼虫とか。

では逆になんでエビは美味しく食べられるのかといえば、やっぱりそれは慣れとか常識だと思うのです。
だって見た目だけで言えば、実はエビの方がよっぽどグロテスクだと思うし、しかもそれを生で食べるとか考えてみるとなかなかのものです。

もちろん苦手な人が無理に食べる必要はないのでしょうが、とりあえず思い込みの部分が大きいってことは、頭では理解しておいてもよさそうです。

ウチヤマケンイチ