令和4年6月18日に考えたこと

人の創作物に手を入れること

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕が通っている絵画教室は曜日や時間帯によって先生が変わります。なので、これまでいろんな先生に絵を教えてもらいました。

教え方はそれぞれの先生に委ねられているようで、先生によって違うんです。
ひとつ大きな特徴としては、直接生徒の絵に先生が手を加えながら教える先生いる一方で、絶対に生徒の絵には手を加えない先生がいるんです。

僕もデザインに関しては他の人がデザインしたものをチェックすることがよくあるのですが、修正点をどう伝えるべきなのかはいつも気にしています。
直接手直しをしてしまった方が具体的だし、その手直ししたデザインがそのまま使えるので仕事としては効率が良いんです。一方で、デザインには唯一の答えがあるわけではないので、具体的な例を見てせしまうとそれだけが正解のように伝わってしまうかもしれない。それがあまり好ましくない。

ということで時間に余裕があるときは具体的な例をいくつか用意して見せたりしますが、多くの場合は自らデザインはせずに、できるだけ言葉や身振り手振りで変更点を伝えたり、もしくは手描きのような曖昧さと余白の残る方法で伝えるようにしています。

ちなみにそもそもの話をすると、そもそも人の創作物に手を入れるというのはあまり気持ちの良いことではないという感情と、甘いデザインを直していくやりがいと、そんな様々な感情の中でデザインをしているのでした。

ウチヤマケンイチ