令和4年6月23日に考えたこと

足し算よりも引き算で対応した方が上手くいく

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ウェブサービスのデザインをしていると思うのですが、なにか課題があると新しく機能を追加して解決しようとするというケースが実に多いのです。
ところが実際には必ずしも新たな機能が必要とは限らず、既にある機能を使いこなせていないだけだったり、むしろ機能が多すぎることで使い方が分からなくなっているケースが多々あるんですよね。

もしこれまでに顧客や市場の要望を多く取り入れてきたサービスであれば、足し算よりもむしろ引き算で対応した方が上手くいくことが多いと僕は思っています。
この話は別に目新しくもなく、デザインやマーケティングに興味がある人であればどこかで聞いたことのあるありふれた話です。
それでも現実にはつい足し算で解決してしまうケースが多いわけで、そこには色々と理由があると思ってます。

たとえば、課題を解決する機能を足すという方が引き算よりも話として分かりやすいこと。
他には、今ある機能を無くした場合、誰にどれくらい影響するのか分からないという怖さがあること。
あと、減らすことよりも増やすことの方が目に見える成果物があるから、仕事として分かりやすいといった理由もありそう。

そうやって、つい足し算で解決してしまう人が大多数であれば、引き算でデザインしようとするだけでまず一歩リードできると思うんですよね。
あと、手間がかかる仕事の方が実は楽しかったりするしね。

ウチヤマケンイチ