令和4年6月24日に考えたこと

簡単そうに見えて難しいことって多い

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ここ数ヶ月、デッサンが思うように描けなくて困ってます。
下手なデッサンは描いていても気分が乗らないし、他の生徒さんに見られるのも恥ずかしい。

これまでは下手でもあまり人に見られて恥ずかしいという気持ちは無かったんですよね。これはきっと気分が後ろ向きになってる証拠。いま一度、楽しむ気持ちを思い出そう。

ちなみにいま描いているデッサンが上手くいっていない理由は意外と分かっているつもりです。なのに、その分かっている通りに描けないというのが難しいところ。
例えば、手前は強く描いて奥は弱く描くと上手くいくというのはどの先生も言うのですが、自分の目で石膏像を見るとどうしても手前も奥も同じ強さに見えてしまうんです。
それでそのまま自分の感覚に合わせて描いてしまうと、やっぱり立体感の無いイマイチな絵になる。

そこで素直に先生の教えてくれた通りに描くと、やっぱり上手くいくんです。
であればもうそのまま習った通りに描けばいいじゃないかという話なのですが、自分の感覚というのはなかなか厄介なもので、気がつくとまた自己流で描いてしまっているのです。

若手にデザインを教えていると、なぜシンプルなことでもその通りにできないのかと不思議に思うことがあります。
でもきっと、彼らも僕がデッサンで手こずっているようなことが起きているのでしょう。

簡単そうに見えて難しいことって多いよなぁ。

ウチヤマケンイチ