令和4年8月9日に考えたこと

深読みして、自分の中で処理してしまうこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕はアプリで将棋をしているのですが、たまにタップミスで間違った手を指してしまうことがあるんです。
ミスで指した手は普通ではありえないような、突飛な手になることも多いのです。

おもしろいのが、そういう手を指した後は相手の方が考え込むことが多いんです。
相手はこちらがタップミスしたことは知らないので、なにか自分の知らない狙いがあるんじゃないかと思うわけです。
その指した駒をとってしまえば済むような簡単な話でも、つい勘ぐってしまう。

更に興味深いのが、相手が警戒して動きがぎこちなくなり、ミスしたこちらの形勢が良くなることすらあるのです。

素直に「おかしな手だな」と受け流せればよいのですが、意外とこれがむずかしい。
将棋の場合は対局中に「その手おかしくないですか」と質問することはできないので、あとは自分自身で判断するしかないわけです。

仕事でも誰かが勘違いをしていたり、おかしなことを言っているときに、それを深読みして進めてしまう場面をちょくちょく見かけます。
ひとこと質問すれば良いところを、相手を気遣ってしまうのか、それとも信じやすいのか、とにかく自分の中で処理してそのまま進めてしまうんです。

先日も書いたのですが、仕事では仮説や例として話すこともあるし、あと今回のように単純なミスもある。
それを指摘し合ったり質問することは、対立というよりもむしろ協力だと思うのです。

ウチヤマケンイチ