令和4年9月29日に考えたこと

役割の専門知識と業界の専門知識

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ウェブやアプリのデザイナーには、大きく2つの専門知識が必要だと思っています。

まず、ウェブサービスをデザインする以上は、ウェブやアプリのデザインの専門性。
そしてそれに加えて、仕事探しサイトであれば人材業界について、住まい探しサイトであれば不動産業界についてと、そのサービスが属している業界の専門性が必要になります。

これはデザイナーについての話で、エンジニアであれば開発の知識が、営業担当であればセールスの知識が必要になる。
つまりは自身が担当している役割の専門知識と業界の専門知識の2つが必要になるわけです。

ただ様々なプロジェクトに参加して気づくのは、役割についての専門知識は多くの人が頑張って学ぶのですが、業界知識の方はそうでない場合が多いということ。
たしかに業界知識が無くてもデザインや開発はできてしまうし、分かりやすく求められるのは役割の方の知識かもしれません。
でもだからこそ、人と差がつくのは業界の方の知識じゃないかと僕は思ってます。

ちなみに僕はウェブやアプリのデザインを軸にしつつ、業界は決めずに仕事をしています。
新しいサービスを担当するときは、まずその業界について学ぶことになるので大変ではあるのですが、世界が広がることはむしろ楽しみだったりします。

業界を特定しない楽しさ。これはリクルートに入社して偶然気づいたのですが、実にラッキーでした。

ウチヤマケンイチ