令和4年12月19日に考えたこと
文字じゃなく絵を描くことで考える
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
抽象画を描いているとき、自分なりに良いと感じることもあれば、ダメだと感じることもあります。この感覚は一体なんなのか。
デッサンであればモチーフがあるから、形や明暗が合っているかという明確な基準があるんです。
一方、抽象画はこれといった正解も無いし、描き方次第ではそもそも塗りが荒かったり、線がズレてたりもする。
にも関わらず、良いと感じることもあればダメだと思うこともある。この不思議な感覚の中で絵を描いています。
今こうして文字にしていても、どう書けばよいのかよく分からないのです。
もしかすると絵の良し悪しというのは言葉にするべきものではなく、あくまで絵の中で判断して、絵の中で解決していくものなのかもしれません。
仕事は言語化することが大事だと思ってます。だから絵についても、つい理由を求めたり言葉にしようとしていました。
けれど考えてみたら、絵を描くことが表現だとすると、それと並列で言葉という表現があって、それらは常に連動するとは限らないのかもしれません。
言葉ではなく、直接絵で考えて、絵で解決して、絵を描くことの中に知見を溜めていくこと。
まだそれがどういうことなのか理解しきれていませんが、少なくとも言葉にできないこと自体には段々と慣れてきました。
そしてそれは、感覚で済ませるということではなく、絵を描くという行為の中での論理性は、また別にあると思うのです。
ウチヤマケンイチ