令和5年1月7日に考えたこと

複数の中から選ぶと質は上がる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕が使ってる将棋アプリは持ち時間の違う3つのモードがあります。
最近はずっと1手10秒以内のルールか、持ち時間の合計が3分のルールで指していました。
どちらのルールもとにかく早く指すことになるんです。

今日、久しぶりに持ち時間が10分のルールで指してみたのですが、同じ将棋を指してるというのにまったく違う感覚でした。

10秒以内に指さなければならないとなると、ほとんどが最初に思い浮かんだ手を指すことになる。
それが考える時間が数十秒長くなるだけで、2つ目、3つ目の考えが浮かんで、その中から選ぶことができるんですよね。
すると、将棋の内容が格段に良くなるし、簡単なミスも減るんです。

実際には持ち時間10分といってもまだまだ時間は短いわけですが、この「いくつかの案の中から選ぶ」というプロセスが質を一気に上げているんだと思います。
仕事でも、社内や顧客に提案をする際は複数案を用意することが多いわけですが、あれはなにも手続きや建前の話ではなく、とても意味があることだと思っていますよね。

たとえ最初に良いアイデアが浮かんでも、2つ目、3つ目のアイデアも出してみる。
するとその比較するプロセスにおいてそれぞれの特徴が際立っていって、優れた案はさらに磨かれていくことが多い。

そういえばデザインするときは、10も20もパターンをつくります。量が質を生むっていうのはあると思う。

ウチヤマケンイチ