令和5年2月10日に考えたこと
機会が平等でも格差は広がる
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
質問をすると、まるで専門家のように答えてくれるChatGPTというAIがめちゃくちゃ話題になってます。
以前は僕も調べものといえばネット検索でしたが、最近はちょくちょくChatGPTに質問をするようになりました。
機械が人間のように受け答えできるという技術もすごいのですが、なによりも実用的なんです。それがすごい。
24時間、いつでもどんな分野でも質問に答えてくれる専門家を実際に雇うなんて現実的じゃない。
コストとかに関係なく、そんな体制を確保するということ自体があり得なかったわけですが、それがネット環境さえあれば誰でも使えるんだから、これはもう本当に世界が変わるんだろうと思ってます。
20年くらい前、ネット検索が一般に広まったとき、情報をたくさん持っていることはさほど重要ではなくなりました。必要な情報はネットからすぐに取り出せるから、記憶していることの重要性が薄れたんですよね。
実際、仕事をしていて優秀だと思う人は、物事の考え方や組み立て方が上手な人ばかり。そしてそういう人はネット検索も上手に使うんですよね。
AIの登場で、今度は考えることすらも人がやらなくても済むようになるわけですが、今回もそれが単純に人間を不要にするかといえばそうではなく、上手に使える人を更に強化するものだと思ってます。
機会って平等になると、むしろ格差は広がるものなのかもな。
ウチヤマケンイチ