令和5年5月14日に考えたこと

必要であれば努力も楽しいってもの

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

行政や学校がAIの利用について様々な意見が出てるみたい。
その中で、とある美大が、とりあえず使ってみること、その上でAIが生成したアウトプットをそのまま作品とすることは禁止というルールにしていました。
理由は、学校が「学ぶこと」を目的としているからであって、学びに貢献するような使い方でむしろ積極的に使うべきだというふうに解釈できました。

この意見はとても良いなと思ったんです。AIでラクするのはダメとか、頭を使わないからダメとか、はたまたAIだからとにかくダメという決めつけも多いと思うのです。
たしかにAIはまだまだ得体の知れないところがあって、分からないものはひとまずだめという考えも分からなくはないのですが、そのスタンスでは本来得られたものも取り逃がしてしまうと思うのです。

学びというそもそもの目的に立ち返って、それに貢献する使い方はむしろ推奨すること。
気持ち的には学生がラクをしたり、頭を使わなくなることはたしかに懸念されますが、でも実は、最新の技術を使いこなすには今度は別の努力や、頭の使い方が求められると思うのです。今となっては不要となった苦労はAIにやってもらって、人は次のステップに進む。これが前に進むためには必要なことだと思います。

そもそもラクがダメで苦労が良いとは限らないんですよね。必要なことであれば、努力をすることが楽しいってものです。

ウチヤマケンイチ