令和5年5月25日に考えたこと

フラットな視点のダメ出しはとても大事

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

デザインをするとき、文句なしの案が見つかるということは残念ながらあまりありません。
大抵は、10ある課題のうち特に大事な8つを解決している案を選ぶというような、そんな決め方が多いのです。

それはUIデザインにしてもUXデザインにしても、様々な要件を1つの画面に詰め込むわけで、あっちを立てればこっちが立たないということが起こるからです。

そんな中、総合的に考えるとベストであろう案に対して、妥協していた課題を仲間から指摘されることがあります。
そうなると、それを解決しようとすれば別でもっと大きな問題が起こるということを説明して、意見をもらうことになるんです。

こういう指摘は全体像を説明する必要があるのでなかなかたいへんなのですが、ただものすごく大事なことだとも思っています。
ユーザーからすれば総合的に考えてくれるわけもなく、同じ不満を、しかも強く覚える可能性がある。であれば、その課題が解決できる別の案はないかと再検討が必要になる場合もあるわけです。

僕もデザイナーとしてだんだんと年長者になってしまい、おそらく僕のデザインに対して疑問があってもそれを口にしづらいシーンが増えてきてると思うのです。
そしてそのまま解決すべきだった問題を見逃してしまえば、それこそ大問題だと思うのです。

年長者になればなるほど、指摘されやすいキャラにならないと。どうすればいいのかなぁ。

ウチヤマケンイチ