令和5年6月14日に考えたこと
現場を見て当事者に聞くのが1番ラク
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
アプリやウェブをデザインするにあたって、そのユーザーについて調査することがあります。
採用管理アプリであれば、人事担当者や求職者について知ろうとするし、住まい探しアプリであれば不動産業者や購入検討者について調べるわけです。
で、いざ調査を始めると市場のデータをとってみたり本部の担当者にヒアリングをしたりはするのですが、求職者や購入検討者のような現場のユーザーに直接会って話を聞くようなことはほとんどしなかったりするんです。
ニュアンスが難しいのですが、自分に関係者の範囲で調査を済ませてしまう、という感じでしょうか。
そして僕はこれはいまいちなやり方だと思っていて、ある程度関係者内での確認がとれたらなら、あとはさっさと現場に出向くべきだと思うんです。
たとえば、絵を描くとき、実際にその描く対象を見たことがなければ絵の上手い下手に関係なく、それを描くのはかなり難しい。
例えばパンダを見たことがない人が、「目はつぶらで、色は白と黒で、身体は丸くて大きくて・・・」とどれだけ言葉で説明をされても、やっぱり完璧に想像するのは難しいと思うんですよね。
百聞は一見にしかずという言葉がありますが、これは本当にその通りだなと思うのです。
現場を見て当事者に聞いてしまうのが1番ラクかつ確実な方法だと思うのですが、それがなかなか行われないのはやっぱり現場は心理的に遠いからかな。
ウチヤマケンイチ