令和5年6月25日に考えたこと
余裕と忙しさをどっちも使う
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
将棋アプリは便利なもので、対局後に指した手順を全部確認することできます。
勉強なんかもそうですが復習はとても大事で、予習や本番もいいのですが復習で一番伸びると思うのです。
本番の対局では限られた持ち時間に追われながら指すので、考えられる範囲はとても狭い。
対局後は自分のペースで振り返りができるので、その気になればいくらでも考えられるし、AIのアドバイスなんかも見られるわけです。
ただおもしろいのは、振り返りながら「よく本番で自分はこんな手が指せたな」と思うこともよくあるんです。むしろ、振り返りのときには思い浮かばないような手を実際の対局で指してる。
その理由はきっと、集中している状態というのはパフォーマンスが普段よりもずっと高いということ。
振り返りはいくらでも時間が使える一方で、どうしても本番ほどの集中力は保てないわけです。
つまりは余裕がある方が必ずしも良いとは言えず、しっかり考えられる状態も集中して答えを出す状態も、それぞれに良さがあるということ。そしてこれは仕事でも同じなんですよね。
いつも忙しい人はたまに時間に余裕があると、普段はできないところまで仕事ができたりする。逆にいつものんびり仕事をしている人は、忙しくなったときの方が引き締まった仕事をしたりする。
この緩急を使い分けられたらきっと、もっと良い仕事ができるようになると思うのです。
ウチヤマケンイチ