令和5年11月13日に考えたこと
AIに期待しすぎて思い直す
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
石膏像のデッサンで難しいのは、つい細かい部分ばかり描いてしまうこと。
まずは全体の形を捉えてその大きな明暗の中で細部を描いていくのがセオリーなのですが、つい細かな部分や顔を似せようとしてしまうのです。
そんな中、石膏像の中には面取りされた像があるんです。面取りというのは、昔の3Dゲームのような平面を組み合わせた形で、当時はポリゴンなんて呼ばれてました。
そんな平面の組み合わせで作られた像はそもそもが細かな形をしていないので、大きな明暗を描いていく練習になるわけです。
ただ僕が普段描いているヘルメスという像は、面取りされたバージョンが製造されていないっぽいんですよね。検索をしてもミロのヴィーナスとアグリッパという像は出てくるのですが、ヘルメスは出てきません。
であれば、ChatGPTが画像を作ってくれるのではと思い、何枚かヘルメスの画像を読み込ませて「面取りしてください」と頼んでみたんです。
そうしたら、たしかに面取りされた石膏像の画像は出てくるのですが、肝心の像自体がヘルメスではなくまったく別の像なのです。
最近のAIは想像したことはなんでもできたので、思った通りに動いてくれずにがっかりしてしまいました。
ただふと我に返り、そりゃ難しいよなと。むしろこれまでのチャットAIがすごすぎたんだと再認識したのでした。
さて、まずは自分のデッサン力を上げなきゃ。
ウチヤマケンイチ