令和6年4月21日に考えたこと

その時代、その環境にハマるかどうか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日、桜の木の前を通ったのですが、もうすっかり葉っぱだけになっているかと思ったら、咲いたばかりの花がちらほらありました。同じ木の中でもつぼみによってこんなにも咲くタイミングが違うんですね。つぼみの個性なのか、はたまた日当たりの関係なのか。

そういえばなんで桜は短い間しか咲かないのかと思い調べてみたのですが、「短期間に一斉に花を咲かせて花粉を散布し、効率的に繁殖する」という戦略があるみたいです。
はたして花が戦略を立てられるのかという気もしますが、もしかするとそういう咲き方をする花だからこそ、結果として生き残っているのかもしれません。

たとえばキリンなんかは高い木の葉を食べるために首が長く進化したという話がある一方で、元々首が長かった個体が高い木の葉を食べることができて生き残ったという話もあるんですよね。
同じような話は鳩にもあって、白い鳩はグレーの鳩に比べてあまり見かけませんが、それはグレーの鳩が強いというわけではなく、白い鳩は目立つから捕食者に狙われやすいという話。
もしアスファルトやビルが白かったら、もしかすると立場は逆転していたんじゃないかと思うのです。

生き物はそれぞれに個体差があって、それが時代や環境にハマるかどうかで優劣が生まれる。
仕事をしてても人によって差はあるものですが、それはあくまでその時、その環境での評価にすぎないのよね。

ウチヤマケンイチ