こないだの本と同じことが書いてある。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、本を読んでいて気付くことがあります。

「あれ。これと同じことがこないだの本にも書いてあったな。」って。

ビジネス書に、デザイン書。他には哲学書や心理学書とか。
本のジャンルは全然違うのに、なんだか前に読んでいた本と同じことを言っているなぁということは結構ある。

僕という同じ人間が選んだ本だから、同じような傾向があるのかもしれません。
はたまた、内容を解釈をするときに勝手に同じように捉えてしまっているだけなのかも。
そのどちらも影響しているかもしれません。
けれどそれでもなお、やっぱりまったく別の本にも共通点らしきものは見つかる。

僕はどんな業界や職業であっても、一流な人の考え方には一定の共通項があると思っています。
考え方やスタンス、そしてスキルや能力をみてみても、大切なコアの部分はその多くがポータブルスキル。
実は、その職業特有のスキルというのは、全体の一部分に過ぎないと。

例えば、プロ野球選手として一流の選手は経営者になってもそれなりに活躍すると思ってます。
優秀な棋士は、サッカーのルールを覚えれば監督として戦術を立てられそう。
もちろん他のジャンルでも同じく超一流になれるかと言ったらそれは難しいのかもしれませんが、それなりには戦えるのではないかと。
いままでにも何度か書いたことがあるとおりです。

僕の職業は、サービスのデザインや体験を生み出すこと。UXデザイナーと呼ばれている職業です。
かなり専門的な仕事のように思われますが、個人的には他の職業で一流である人ならば、畑は違えどもいずれ優秀なUXデザイナーになれると思ってます。
デザイナー向けの講座や育成をしていても、ほんとそれは思う。

専門書を読んで、その専門分野について学ぶのはあたり前。
それに加えて、他のジャンルにも言えるコアな部分とか、その著者の人生観に踏み込んだ部分とか。
そういったところまで読み解くことができたら、同じ読書をするにしてもきっともっと大きな意味があるんだろうな。
本を読んでいて、そんなことを思ったのでした。

そうそう。そういえば僕はちょっと前までは一切活字は読まなかったんだった。
気付けば本を読むのが楽しみになってました。人って変わるのね。

ウチヤマケンイチ
---
いつも読んで頂きまして、ありがとうございます。
ご意見、ご感想をコチラからいただけるとうれしいです。