姪っ子はその人が誰かということを、髪型で判断している。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

姪っ子とSnapchatというアプリで遊んでいた時のこと。

このアプリは撮った写真でいろいろなことができるんです。
自動で人の顔に動物の鼻や耳をつけたり、あと写ってる人の顔を入れ換えたり。

カメラを向ければ被写体が動いてもリアルタイムで加工してくれるから、ちいさな子どもでも遊べる。
もうすぐ2歳になる姪っ子はこのアプリがえらくお気に入りなようです。

今日そのアプリで家族みんなの顔を入れ替えて遊んでいた時、不思議なことに気付いたんです。
どうやら姪っ子はその人が誰かということを、髪型で判断しているみたいなんです。顔ではなくて。

顔を入れ替えた後の写真を見ながら、それが誰かと聞くと元の人の名前を言う。
ママの顔が僕の顔に変わっていても、それは「ママ」だって。

顔以外に写っているのは髪型に洋服、あと体型とか。
ただ顔しか写っていない写真でも同じように元の人の名前を言うから、どうやら髪型で判断してるっぽい。

そういえばお母さんの髪型が変わると嫌がることがあるって聞いたことがあります。
あと以前、僕が坊主頭になって登場した時には、姪っ子はえらく泣いてました。あれはただ怖いというだけじゃなかったのかもね。

では、大人はどこで人を見分けているんでしょうね。
考えたら、自分自身もあまり相手の顔って見れていないかもしれません。

人と話すときも、目を見て話すのはなかなか恥ずかしい。
さすがに顔が違えば相手じゃないと気付くでしょうが、大人だって顔以外でも相手のことを判断してるんですよね。
相手の仕草や、全体の雰囲気、あと声なんかもそう。後ろ姿だってその人だと判断できるし。

この世界を認知するのは視覚だけじゃなくて、いろいろな感覚がある。
そして、同じ視覚であっても見る場所はたくさんあるのか。

なんだか子どもが見ているこの世界をすこし垣間見たようで、ちょっと新鮮だったのでした。

ウチヤマ ケンイチ