平成30年8月29日に考えたこと
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
フリーランスになってから、昼にワイドショーを見る機会が増えました。
どのワイドショーにもコメンテーターが数人いて、事件や不正、スキャンダルにご意見を述べるのです。
「これは許されることではない。」
「そうするべきではなかった。」
「きちっと対応頂きたい。」
本人の意見なのか、それとも番組上のきまりなのか。
それはよく分からないのですが、コメンテーターが言うことはどれも「非常に正しい」のです。
なんだか、先生に告げ口してた学級委員長を思い出すなぁ。
ワイドショーだけじゃなくて、Twitterとか、ニュースピックサイトにも正論って溢れてるんですよね。
正論というか、なんでもかんでも否定してるようにも見える。
なんだかそれが、最近すごく息苦しいなと思うのです。
正しくて、キレイな常識が並べられていく。
こうやって僕がモノ申していることも同じことなのかもしれないですが、とにかく息苦しいのです。
きっと昔はそんな否定の考えがあっても、それは個人の考えであって世間に広がることはなかった。
その人の頭の中、心の中にとどまって、世の中に出てくることはなかったと思うのです。
みなが裸の王様状態だったのかもしれませんが、それはそれで生きやすかった気がします。
正論はもう食傷気味なのです。
正しくないけれどそういうこともあるよね、と。
そんなゆるい世界がいいな。自分もそうありたいわ。
ウチヤマ ケンイチ