令和元年6月3日に考えたこと

無知は人を傷つける

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

就職活動の面接で、とある競技をずっと続けていた学生が面接官に「プロになろうとは思わかなったのか」と質問されショックを受けたという記事をみかけました。
ネット上の話なのでどこまホントの話なのか分かりませんが、この話を聞いた僕もちょっとショックを受けたのです。

僕がショックを受けたのは逆の意味。学生さんを傷つけたこの質問を、僕も普通にしてしまうと思ったから。
悲しい気持ちになる人もいるかなくらいは想像できても、ここまでのショックを受ける人がいるとは思いませんでした。

まとめサイトには、「その面接官は侮辱したのではなくて、単純に挫折した時にどう乗り越えたのかを聞きたかったのでは」というコメントがありました。
僕もこっち方が理解ができるのです。

あと僕の場合は、バレエの世界でプロになるのがどれだけ大変かというのを知らないというのがある。
プロになるかならないかは自分で選べる世界だとすれば、「ではなぜプロにならなかったのですか」というのは聞きたくなる。
たとえば、体力的に長くは続けられないからとか、給与面で不満が残るからとか、そういう答えから相手の価値観にも触れられる。

無知は人を傷つけることがある。僕も知らないうちに色んな人を傷つけていると思うのです。
ただ嫌な思いをしたときも、無知な相手に説明できるだけの強さを持っていたいとは思っているんですけどね。むつかしい。

ウチヤマ ケンイチ