お金がもつ意味。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

お金というのは生き物。
良い使い方をしてくれる人のところにはどんどん集まってきて、使わなかったり悪い使い方をする人には寄ってこないもの。

これは友人の金融マンから聞いた話。
それまで僕はお金をそんな風に見たことがなくて、でもなんとなく分かる気がしました。

お金ってなんなんでしょうね。
生きていくのに必要なものあり、社会からの評価であり、豊かさでもある。
場合によって、そして見方によって、お金というのはぜんぜん違う意味合いを持っている気がします。

僕らがお金を得る基本的な手段は、働くこと。
労働力を提供してその対価として給料を頂きます。多くの人が生活をするために働いてるのは間違いない。
僕は昔から働くということがあまり好きではありませんでした。
学生時代もアルバイトはほとんどせずに、たしか大学2年の頃に週1回の塾講師のバイトをしたことがあったっけ。
生涯でやったアルバイトはそれだけ。当時は親から仕送りをもらって生活をしていました。

なんでアルバイトをしなかったのか。
その理由は明確で、お金をもらうためにやりたくないことをしたくなかったのです。
自分の人生を切り売りするようで、我慢の対価としてお金を得るということが。
まぁそれは親から仕送りをもらえるという反則をしていたから、そんなのんきなことを言ってられたわけですが。

生意気にも誰にでも出来る仕事はしたくないなんてことも思っていました。
唯一のやった塾の講師もお金のためではなく、楽しかったから、経験したかったからやってました。
その塾は授業の進め方も、講義中の身なりについても、塾長から注文をつけられることはなかったのです。
バイクで通勤し、授業中は頭にタオルを巻き、勉強以外の話もする。
当時の僕はスキンヘッドにひげを生やしていて、働くのために髪を伸ばしてひげを剃るのも嫌だった。
生徒の中学生たちに、大人だからって規則にしばられる必要はないんだぞってそんなメッセージをしてた記憶があります。

だから、いよいよ学生を終えて社会人になるときは、ずっと働くこととは何かってずっと考えていました。
たしかに働いて給料を得るというのは、つらくて嫌なことをやって我慢の代わりにお金をもらうという側面があります。
それが給与をもらうことの本質ではないと思うものの、事実として仕事は大変だとかやりたくないと思っている人が多い。
それも真実なのかもしれません。

でも別の側面から見ると、お金は自分が我慢したり自分の時間を切り売りするから貰えているわけじゃない。
相手からすれば幸せにしてくれた相手に、そのお礼としてお金を支払ってる。
その時に、働いている人が苦しいか、苦しくないかなんて関係ないんですよね。

ただ誰かを幸せにするということって、とても難しくて大変なことだったりします。
だからこそ、結果として誰かを幸せにしたり評価をしてもらう働くという行為は大変になことが多いのかも。

最初の話に戻せばと、お金は良い使い方をした方が良いと思います。
正しくお金を使うということは、自分を幸せにしてくれている誰かを評価をしているということだから。
学生のアルバイトでも、子どもが家のお手伝いをするのでもいい。
ちゃんと誰かの役に立って報酬をもらう。誰かのお世話になったら感謝してお金を払う。
お金ってそんなものなんじゃないかな。いまの僕はそう解釈しています。

さて、今日はこれから確定申告に向けて手続きの準備です。
お金を頂くのは大変だし、それをきちっと管理するのも大変です。

1年くらい前にもお金のことかいてるけど、なんだかちょっとだけ心境が変わってる気がするよ。

ウチヤマケンイチ
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