見るって、なんだ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日の朝の電車。
気づいたのですが車内広告が、随分と歯抜けだなって。

入れ替わりのタイミングなのか、はたまた出稿が少ないのか。
中吊り広告にしても、荷棚の上の広告にしても、だいたい1/3くらいが空いていました。

周りの人を見ても、スマホをいじっているか、目をつむってる人がほとんど。車内広告を見ている人はあまり見当たらない。
それは昔からのことかもしれないけれど、それでも同じ広告を出すならばスマホの画面の中に出す方が目に付きやすそうです。

人が1日に起きてる時間を16時間とするなら、毎日16時間なにかを見ているわけ。
きっとそれは昔も今もたいして変わってない。

ただ見る対象は、風景なり、目の前の人なり、はたまたテレビやスマホ、雑誌の紙面だったり。
その割合は随分と変わっていそうだなって。

何かの対象を意識的に見るのと、何気なくそこにあるものを眺めてること。
その時、その人の眼や頭の使い方は随分と違うと思うんです。
そして、現代は「意図された何かを見る時間」が伸びてる気がする。こんなこと、これまでの歴史になかったんじゃないかなぁ。

スマホだけでなく、街中が「見てもらおう」としてるもので溢れてますからね。広告にしても、人にしても。
それがいいことなのか、わるいことなのかはわからないけれど、なんだか人に対して大きな影響を与えている気がするよ。

見るって、なんだ。

ウチヤマ ケンイチ