平成30年7月19日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

春から始めた書体作り。かなり手こずっています。

仕事でデザインをするときはほとんど迷うことがないので、なんだかひさしぶりの感覚です。
そういえば、建築学科の学生だったときは毎回こんな感じだったなぁ。

デザインを進めようにも、どうにも手が動かない。
そして課題の提出期限がが迫って無理矢理に手を動かすのですが、今度は下手くそな案しか出てこない。
毎回のように課題提出は遅延し、出来上がったデザインもひどいものでした。

うってかわって、仕事でウェブデザインをするようになってからはスムーズに進められるようになりました。
学生の頃のとなにが違ったのか。考えてみるとたぶん、引き出しの数の違いと、デザインを「手段」として捉えたことにある気がするのです。

まず、引き出しの数。
仕事でやる以上はウェブデザインのことはなんでも知っておこうと、とにかくいろんなサイトを見てまわったんです。
一方で、学生の頃は「他の人の作品の影響を受けたくない」と都合のいい言い訳をして、自分の感覚だけでデザインをしていました。

そして、デザインを「手段」として捉えたこともよかった。
自己表現とは切り離して、使いやすいとか、売り上げを上げるとか、そんな目的を中心に考えた瞬間に頭がスムーズに回り出したんです。

書体デザインもいずれは迷わず進めるようになるのでしょうか。とりあえず今は向き合うのみです。

ウチヤマ ケンイチ